欠片になった彼と、彼女の記憶




「…分からないけど…一緒にいて安心はするかな。


それよりもりっちゃん、私応援する気持ちは絶対変わらないからね」



「わかってるよ!


黒守先輩は夢乃ちゃんがずっと前から好きで今でも好きってことに変わりはないけど、これからアピールしたらちょっとは気になってくれるかなとか思ったりしてる。


気長にいくから!」



「りっちゃん…良かった。何か気まずくなったら嫌だったけど、本当にありがとう」



「あー!いいなぁ。2人とも!恋したい~!!」



やっぱり友達っていいなと思いつつ先程の会話を思い出す。



優弥は一緒にいてドキドキして安心するけれどこの時は彼が自身を好きで、そして自分が彼を好きだなんてありえないと思っていた。





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