欠片になった彼と、彼女の記憶



もしかして私が事故で目覚めていない時に集まりがあった…ってこと?


確かにあの事故の時にポケットに入れていた携帯電話は地面に叩き付けられ壊れてしまっていた。



「お前が風邪ひいてて俺だけ行ったら何文句言われるか分からないし」



優弥が改めて口を開く。


もしかして事故のことは私から自分から話せってことなのかな。優弥らしい。こういう事って話してもいい人と話したくない人っているもんね。


そんな風に考えていると



「でもやっぱりお前らはここでも一緒なんだな。村下、愛されてるな!」



てつ先輩がニコニコと私たちを見ていた。



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