先生をそれでも……
私が小さい頃にお父さんが病気で死んで、女手一つで私を育ててくれたお母さん。

そのお母さんに……私は迷惑をかけっぱなしだった。

私は弱音しか吐けない。
そして泣くことしか。

だから私はお母さんに迷惑をかけないようにと、イジメはもう終わったとウソをついたのが2年生のとき。

本当はもっとエスカレートしていた。

髪を引っ張られ切られたり、トイレに閉じ込められたり。

男子には服をボロボロにされて哀れな姿にされた。

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