ー浅葱色に染まるー


『おはよう、七世』


僕が声を出すと七世は驚いた顔をしてこちらを見た


「え?総司....?」


『そうだよ?』


僕がそう答えると七世は目に涙をためて僕に抱きついてきた


僕はそんな七世を抱きしめ返した


「総司っ!よかった!!!!」


君は僕のために泣いてくれるの?


そんなことされたら期待してしまう


もしかしたら君も僕と同じ気持ちなんじゃないかって


そんなわけないのにね....
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