ー浅葱色に染まるー
「それってなにかにとりつかれたんじゃ....」
「そ、そんなわけ無いだろ」
みんな口々に何かを言っている
「みんなー....助けてくれよ。なんか急に体が重くなって....」
「な、七世....せ、背中に何かいるぞ....?」
「え?」
そう言って七世は俺の方を向いてきた。
そして小声で
「一。一言も喋っちゃダメだぞ」
と言った
俺は軽く頷いた
「背中?何もいないけど?」
「僕にも見えないなぁ」