ー浅葱色に染まるー

少女はこの力のせいで今までたくさんの苦痛を与えられてきた


『私の居場所はどこにもないのかな....』


少女は桜の木に手を当てて目を閉じた


少女が目を閉じた瞬間桜の木に手を当てていたはずの少女が一瞬にして消えた


季節はずれの桜は残されたまま....少女の姿だけが消えていた
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