☲ミラーが笑った◎
家に帰ったひろみはバッグを机の上に置き、ベッドの上に寝転んだ。
(ぼくの良いところって何だろう。そんなに勉強が好きなわけでもないし。
でも、かけっこは早いか)
ひろみはママに聞いてみようと思い、部屋を出て階下に降りていった。
「ねえママ、ぼくの良いところってなに?」
「えっ、良いところ?何よ急に」
「うん、ぼくって良いところがあるのかなって、考えちゃって」
「うーん、良いところねえ。よく寝ることかしら」
「そんなのないよ」
「でも、寝る子は育つって言うじゃない」
「そんなこと、優に言えないな」
「えっ、優って?」
「あっ、あの、共通の友達・・」
「優って子がクラスに居たかしら」
「うん、別のクラスに。ねえ、もっと良いところないの?」
「そうね。それじゃあ、うーんとおまけして、やさしいことかしら」
(まあ、それだったら言えるか)
ひろみは心の中で、そうつぶやいた。
(ぼくの良いところって何だろう。そんなに勉強が好きなわけでもないし。
でも、かけっこは早いか)
ひろみはママに聞いてみようと思い、部屋を出て階下に降りていった。
「ねえママ、ぼくの良いところってなに?」
「えっ、良いところ?何よ急に」
「うん、ぼくって良いところがあるのかなって、考えちゃって」
「うーん、良いところねえ。よく寝ることかしら」
「そんなのないよ」
「でも、寝る子は育つって言うじゃない」
「そんなこと、優に言えないな」
「えっ、優って?」
「あっ、あの、共通の友達・・」
「優って子がクラスに居たかしら」
「うん、別のクラスに。ねえ、もっと良いところないの?」
「そうね。それじゃあ、うーんとおまけして、やさしいことかしら」
(まあ、それだったら言えるか)
ひろみは心の中で、そうつぶやいた。