鈍感天使と甘々悪魔【完】







「菜穂さ、森下の事好きなの?」




…………………………………え







バレてるうううう!?






「そ、そんなの幸成に関係ないじゃん!!」




「関係ある」




は?意味わかんない



今は夏樹ちゃんの事好きならもう私なんて
関係ないじゃんっ



「何で、意味わかんない」



「森下が好きなの?」




ムカッ


こいつ…………






「幸成に言わない…私が誰を好きだって幸成はどうでもいいでしょ」



私はそう言って教室を出ていこうした







「待って」



グイッ



幸成が教室を出ていこうとする私の腕を引っ張って後ろから抱きついてくる





「俺は…「夏樹ちゃんが好きなんでしょ!?だったらこういう事しないでよ!」



言おうとした言葉を遮って幸成を突き飛ばした






「ごめん……ごめん……………」



幸成はそう言って俯く





本当訳わかんないよ


夏樹ちゃんがいるんだから
こういう事しないで欲しい


私の事もう好きじゃないんならさ………







私は何も言わず教室を出ていった





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