鈍感天使と甘々悪魔【完】
「そっか………あのさ………」
ギュッ
そう言って美麗が抱きついてきた
「美麗……?どうしたの?」
「私の両親って5年前に居なくなったでしょ?」
「うん………」
「その時私に和樹がさ
“俺がいる。俺がずっと美麗の側で美麗の事支える”
って、それから和樹はずっと私の側にいて
私の心を支えてくれたよね」
美麗の両親が5年前に事故で亡くなって
美麗は部屋に閉じこもって出てこなくなった
だから俺は美麗を救うためにずっと側にいるって決めて美麗に言った言葉
「うん
支えられてるかわかんないけど
美麗がそう言ってくれるなら嬉しいよ」
「私は和樹が居なくちゃ何も出来ない
和樹が居なきゃ生きていけないくらいになっちゃったよw」
「それは、言い過ぎだよw」
「言い過ぎじゃないよ、本当
だからね和樹、私と別れてください」