鈍感天使と甘々悪魔【完】
「私も恋したいなぁー」
突然響が言う
「響恋したことないの?」
「まぁ、あるよw
小学生の時だけどね」
「小学生の時の恋かー!何か初々しいねっ」
私は小学生の時はまだ恋とかわかんなかったな
「だよねw
あれから約4年か…………………」
「何が4年なの?」
「ん?私の人生初の告白からwww」
「え?!響告白したの!?」
「卒業式の日!
何かこんな話するの恥ずかしいね///」
響照れてる!可愛いいいいい
「どのくらい好きだったの?」
「6年間かなー?」
「6年間!?凄いね」
「んー、どうなんだろw凄いのかな?
まぁ、4年間会ってないけど
今でも好きだったりしてwww
そしたら10年間好きだった
事になっちゃうねwww」
「10年間って………
会ってないのにそれほど好きなんだ………」
「うーん、今はよくわかんないけどね
でね、その時仲良かった子と好きな子かぶっちゃってさ……
まぁそれが瑞希なんだけどね」
「み、瑞希ちゃん!?」
「うん、瑞希にその人が好きって聞かされてちょっとショックだったよ
瑞希に協力して欲しいって言われて
私もその人の事好きだって事言うにも言えなくてさ、私協力しちゃったんだ」
「そうなんだ……」
「うん、でもねその後に瑞希に私が
その人の事好きだった事バレちゃってさ
仲良かったのにそれからは
話さないくらい仲悪くなっちゃって
自分から瑞希にちゃんと言えば少しは何かが
変わっていたのかなーって後悔したよ
だからね多分、瑞希が菜穂に酷いことしたの
夏樹と自分自身を重ね合わせてるんだと思う」
瑞希ちゃんと響、昔そんなことあったんだ
好きな人がかぶる………
仲いい子とかぶるのは嫌だな
恋って難しい
「って、長々と話してごめんね!
今日4年ぶりにメールしてみようかなーw」
「メアド持ってるんだ!
いいじゃんいいじゃん!響がんばっ!」
「うん!ありがとう!」