鈍感天使と甘々悪魔【完】
やっぱりお前
「「「「いっらしゃいませー!」」」」
「何名様ですか?」
「えっと、3人です」
「はい!では、あちらのテーブルにお座りください(ニコッ)」
私達のクラスはかなり大盛況
ほとんどは森下くんと幸成目当ての子達ばかり
「あの人かっこいいー!」
「超タイプ♡」
「彼女いるのかなー?」
などと声が聞こえてくる
「菜穂ー!クッキー切らせちゃったから
持ってきてくれる?」
「はーい!」
クッキーが置いてあるのは私達のクラスの
隣の小さな教室
クッキークッキークククッキー♪
美味しいサクサクモッチッチ♪
こんな感じの鼻歌を歌いながら取りに行く
教室の中には誰もいなかった
クッキーどこかなー?
あ!あった!発見んんんんんん!!
ヤッホーイ!!
文化祭のせいかいつも以上に
テンションが上がる
「な………ほ………?」
突然名前を呼ばれる
ん?誰じゃ!?私の名前を呼ぶのは!
「あ………幸成……」
私の名前を呼んだのは幸成だった