鈍感天使と甘々悪魔【完】

俺と付き合って




ピーンポーンパーんポーン



「これで午前の部を終わります」








「菜穂!よーやく、午前の部終わったねー」




「あ、響…そうだね」



「疲れたー」



「そうだね」



「私達のクラス結構人気あるよね!」



「そうだね」



「てか何でさっきからそんなに上の空なの?」



「そうだね」



「菜穂………頭大丈夫?」



「そうだね」










“ずっと好きだから”



さっきから私は幸成が言った言葉が
頭の中でリピートされ、思い出しては
顔を赤くするの繰り返しをしている

だから他の言葉なんて頭に入ってこない








「こりゃ、菜穂頭のネジ外れたな」









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