鈍感天使と甘々悪魔【完】
「結構色々あるんだなぁ」
森下くんがパンフレットを見ながら言う
「川村、どこか行きたいところある?」
行きたいところかー
特にないなー
「森下くんが行きたい所で!w」
遊園地に行った時と同じようなやり取りをする
「じゃあー、お化け屋敷!」
オ、オ、オ、バケヤシキ??
あ、オカマ屋敷の言い間違えか?
いや、オカマ屋敷なんてある方がおかしいな
「早く行こう!」
「え、あ、ちょっ」
森下くんは私の手を掴んでスタスタと歩く
お化け屋敷……………???
お化け屋敷……………
……………………………………………………
NOOOOOOOお化け屋敷いいいいいい
お化け屋敷に入るのはあの時以来だろうか
私が中1の時初めて友達と入ったお化け屋敷…
今でもはっきりと覚えてる
あまりの怖さに腰が抜け思いっきり転んで
逆にお化け役の人をビビらせた上に
最後には持っていたバックでお化け役の人を
殴りバックはお化け屋敷に置いてきて
取りに行こうとしたらお化け役の人が持ってきてくれた
恥ずかしい黒歴史にしっかりと刻まれている
思い出だ
それからはお化け屋敷はトラウマとなり
入った事は無い