鈍感天使と甘々悪魔【完】
ずっと
体育館につくとたくさんの人で
いっぱいになっていた
ステージの真ん中には幸成が立っていて
マイクスタンドを持っている
幸成の左右にはギターやベース、ドラム、キーボードを演奏する人がいた
「今日は来ていただきありがとうございます
楽しんでお聞きください!」
司会の人がそう言うと会場がバッと盛り上がる
私が幸成を見ていると目が合った
目が合うと幸成は微笑んで
マイクスタンドに手をやる
「それでは始めます
backnumber 恋」
それと共に前奏が始まる