人見知りのキリスト
しかし、健ちゃんには既に見られてしまっていた。


俺が眠り込んでいたとき、お見舞いに来てくれたらしい。


健ちゃんは笑うどころか、しょんぼりとして病室から出て行ったという。


俺はただただミイラ男の容貌にうんざりするだけで、包帯の下がどうなっているのかなど考えもしなかった。
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