人見知りのキリスト
天使と悪魔がキョトンとして俺を見つめた。



「能書きはもうたくさんだ! なら、さっさとこの顔を元に戻してくれないか、それで万事解決するんだ! お前らにそれが出来るのか? ええ? どうなんだよ!!」



オバサン天使が悲しげな表情でこちらを見つめた。


実直悪魔が欧米人のように肩をすくめる。



「消えろ! お前ら、さっさと消えろ!」
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