color×magic!!
キャ――――――!!
女子の悲鳴が頭に響く。
「ちょっ、智波さん!?」
慌た様子で智波さんに駆け寄る川越先生。
「あっ、蒼井君は大丈夫!?」
川越先生が顔を青白くした。
「大丈夫………です」
はは、と笑っているけれど、上高 蒼井の右側の頬は真っ赤だ。
「……ちょっと、蒼井の顔が真っ赤になっちゃったじゃん!!
何も、委員長になれないからって、蒼井に平手打ちすること無いよ!?
――蒼井が何したって言うのよ!!
何の八つ当たりよ!!」
上高 蒼井のファンの女子がそう智波さんに向かって、叫んだ。
――パン!!
もう一つの乾いた音が響く。