☠キス魔バトル☠
――――――…

―――――――――…

雅ちゃんが俺ん家から出て行ってから1時間…。

【♪♫~♬♩♪~~♪♬♫♩~~~♪】

俺の携帯がブーブーと揺れながら、嵐の「One Love」が鳴りだした。

電話だ……。


俺はうざがりながらも、電話に出た。

「あ゛―――?」

まじ誰だし…。

『なんだよ綺羅!!そのうざったいような電話の出かた!!』

電話を掛けてきたのは、雅ちゃんだった…。

「だってうざいし?」

『そんなこと言うなよ!!お前のために良い情報……かどうかはわからないけど…持ってきてやったんだから!!』

「わからないのかよ!!」

なんて少し突っ込んでみた。

『まぁ…な……。でも悪くはないぞ!!』

「ん――――じゃぁ一応聞いとく…」

『あのなぁ…社長にお前が「家から出れなくて困ってる」って話してたら、高野さんが来てなっ、いきなり「俺のうちに居候します?綺羅…」って言ってきたんだよ!!
お前どうよ!?』

高野…って……。

……あぁ…一人娘がいるあの面白い人か…。

まぁ…。

「悪くは…ない……」





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