☠キス魔バトル☠
そんなことを眉間に皺を寄せながら思ってたら、それを察したのか新一が私の唇から離れたとたん『変態』そう言ってきた。


「なっ!!なんで変態になるのよ!?」


唇柔らかいって思ってたことばれた!?


「お前顔赤いし…それに、俺のただの感だけど…俺の唇柔らかいとか思っただろ?」


新一は、少し顔を赤らめながら言った。

当たってるし……。



エスパー?(笑っ


「………馬鹿…」

私は顔を赤らめて新一を睨んだ。

「全然怖くないし!!」

むしろ可愛いから、それ。


新一はそう付け加えてから、私をジッと見つめてきた。


「あれ?その様子だと当たってたのかな?ひ・な・ちゃ・ん」


新一は、私のおでこに自分のおでこをくっつけてきて、ニヤッと笑ってきた。

っ……顔近いって///





こんなことが初めてな私にとっては

ドッキリ!ドキドキ体験風(笑)で、まるで自分がドラマの中の世界にでも入ってしまったんじゃないかって思ってしまうくらいてんぱってしまっていた。


それに…

なんだかいつも

『ガキ』

だと思っていた新一がなんだか大人に見えてきて……。


私なんだかおかしいのかな?

おかしくなったのかな?


なんてちょっと頭を抱えてみた。
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