☠キス魔バトル☠
ドキドキドッ




バァアアァァァンッ!!





いきなり大きな音をたてて開いた、私の部屋のドア。

こんなドキドキモードの時に誰…?



「陽・菜!!大ニュースよ大ニュース!!」

そう笑顔で私に微笑みかけてきたのは…

「陽菜ママ!!」


私のお母さん…。

私のお母さんは、いつでも、どんな時でも空気が読めないまさに“KY女”


ドキドキがいきなり普通の心臓の音に戻っちゃって……ちょっと脱力してしまう自分がいた。


「新一くん寝れた?!!あっそういえば今日から新一くんうちで預かることにしたから」


そう言って新一の頭を撫で撫でするお母さん。

その姿はまるで、新一のお母さんのようで…いかにも親バカって感じ。


これ私のお母さんだっけ(?)なんて失礼なことを思ってしまった。



お母さんの新一の頭を撫で撫でしている、そんな姿を見ているとなんだか『ぷっ』って笑いたくなる。


「な゛!!なんで!?」

私は眼を大きくした。

「ん?お父さんとお母さんが2人で出張になっちゃったんだって」


新一のお母さんとお父さんって、いつもそうやって自由だよなぁ~。

でも……まぁ…それなら……いいいい…か・な?


「んで?大ニュースって何?」
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