イケメン王子とドタバタ入れ替わり生活
「玲華ー、腹へった」


「そうだよね、待ってて。今作るから」


エプロンを着用し、キッチンに立つ。


翔は大人しくテレビを見てる。


カタカタカタカタ。


トントントントン。


規則的な包丁を使う音と、テレビの音だけが部屋中に響く。


なんとも静かだ。


「ねっねぇ翔」


「ん?」


この雰囲気に耐えられなくなったあたしが口を開く。






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