イケメン王子とドタバタ入れ替わり生活
当の翔といえば。


口角を上げて、ニヤッと笑っている。


心臓が、またバクバクと音を出す。


そこへ追い打ちをかけるようにして。


翔が詰めよってくる。


「こっ・・・来ないでよ」


翔は無言だが、口角が今だに上がっているところからすると。


楽しんでいる。


「服を着てよ!」


ずるずると後ろへ下がっていくが。


すぐに壁につきあたる。




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