真っ直ぐ歩けばー星ヶ丘高校絵巻ー
リカが目の上に手をかざして、グラウンドを見る。
「ほら、あの背の高い…」
「んー?あ、福田センパイがいるよ!おーーい、センパーーイ!」
テニス部のセンパイを見つけたリカが、
窓から身を乗り出してブンブンと
手を振る。
「ちょ、ちょっと何やってんの!やめなよ!」
ぎょっとしてあたしは思わずリカにしがみついた。
「なんで、福ちゃんじゃん。おーい福ちゃーん。」
福田センパイは、いわゆるイケメンではないけれど
人当たりのいい笑顔で
後輩にも優しいので、1,2年の女子から人気があった。
ふざけて「福ちゃーん」と呼ぶと
「センパイと呼べー」
と笑いながら返してくれる。
「ほら、あの背の高い…」
「んー?あ、福田センパイがいるよ!おーーい、センパーーイ!」
テニス部のセンパイを見つけたリカが、
窓から身を乗り出してブンブンと
手を振る。
「ちょ、ちょっと何やってんの!やめなよ!」
ぎょっとしてあたしは思わずリカにしがみついた。
「なんで、福ちゃんじゃん。おーい福ちゃーん。」
福田センパイは、いわゆるイケメンではないけれど
人当たりのいい笑顔で
後輩にも優しいので、1,2年の女子から人気があった。
ふざけて「福ちゃーん」と呼ぶと
「センパイと呼べー」
と笑いながら返してくれる。