流れ星恋愛。



『俺もなんだけど』



「…へっ?」


『俺も鹿児島でさ、たいして可愛くもねぇ女に好かれて

《彼女と遠距離恋愛なら、浮気しても大丈夫でしょっ!?》

って、抱きつかれた』



「え………。」




『なんだよその声!笑突き放したにきまってんだろ?』



「はは…は、そ、だよね、…」



『だから今本気で沙織に会いてぇ。』


「いつ会えんのさ。」



『んーまぁとりあえず夏まで待ってて』



「…夏?」



『おぅ。夏は確実。いつになるかはわかんねぇけどさ』



「わかった…!」



『おぅ!そろそろ寝るわ!じゃあな』


そうして私は電話を切った。



夏……か。

まだまだだな…
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