あなたがいなければ。【短編小説】


しばらくして…






ダルいぃぃぃ。

今は校長先生の話。

なぁがぁいぃぃぃ

「これから二学期もがんばって下さい。では終わります。」

「やったぁぁぁ!」

あっやばいー。
大きな声出しちゃった。


ザワザワ
ザワザワ


先生達は、何事も無かったみたいに進める。
良かったぁぁ!


ガラガラカラ

バタバタバタ


やったぁ!
教室だぁ!


「がんざぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
「はいっっ!」

先生が鬼みたいな顔で私のところに向かってくる。

「ちょっと生徒指導室来いやぁぁぁ!!!!!!」
「嫌です!」
「おまえなんぞに拒否権は無い!!!」
「え゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「いいから早く来いや!!」
「分かりました。」

ドンドンドン

せっ先生の足音が聞こえる!

「里奈ぁ!」
「無理。助けられないわ。」
「完全無敵じゃ無いの!?」
「無敵よ。」
「じゃあ――」
「先生以外はね…。やっぱり、私より先生のほうが偉いもの。」
「うぅぅぅ。私…生きて帰ってこられないかも…。」
「がんばってね。」
「うん。帰ってきたときは、魂抜けてるかもだけど…。」
「まぁ。期待して待ってるわ。行ってらっしゃい。」
「うん。死んできます。」


私、生きては帰れないな。


さようなら皆さん。
この物語はここでおしまいです(笑)







みんな大丈夫だからね?
本当におしまいじゃないから!





ガラガラガラ

「失礼します。」
「来たか。そこに座れ。」
「はい。」
「じゃあ始めるぞ。」
「はい。」


あぁ。
晃君に助けを求めれば良かった!




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