あなたがいなければ。【短編小説】
「じゃあ、入ってきてくれ!」
ガラガラガラ
バタン
タ タ タ タ
「自己紹介を。」
「はい。高垣 晃です。よろしくお願いします。」
「じゃあ席は…」
いっ嫌な予感がする。
「おぉ。ちょうど良い。エリナ!放課後校内案内してやれ!」
「え゛ぇぇ!やだぁ!」
「お前なら席隣だし今回なら居残りなしだ!」
「えー。それにプラスして、お菓子もつけてください!」
「…デブになるぞ?」
「…つけてください。」
「なら良い。つけてやろう。ただし、居残り有りな。」
「何でそうなるんですか!?」
「お菓子が欲しいんだろ?」
「…う゛ぅ。やりますよ!」
「それで良い。」
「う゛ぅぅぅ。」
「うなるな。」
「はい゛。」
「高垣!」
「はい。」
「あそこの席な!」
「はい。」
私「宜しくね!高垣君!」
晃「うん。」
何か懐かしい感じがする。
たっ君の感じが…。
私「ねぇ。」
晃「何?」
私「前に会った事ある?」
晃「さぁ?」
私「!?」
晃「これから宜しくね!」
私「うっうん。」
これからたいへんになりそう。