普通になりたくて。

「あ。悠人!」

「美優か。」

「あのさ…話したい事があるんだけど…」

「うん。何?」

「放課後、屋上に来てくれる?」

「分かった」


告白、しようと思う。

これが初恋。

フラれても、後悔したくないから…





「美優??話って?」

「あの…」

グラッ

「「え?」」

グラグラグラ

「じ、地震…⁉︎」

「美優!逃げよう!この地震はやばい!」


“「お前のその能力で、卒業するまで学校に通う人を守ること。」”

守らなきゃ。

「悠人!先に逃げて!」

「え⁉︎美優⁉︎」



やばい。津波が来る気がする。

もう、能力を人に見られても構わない。

みんなを助けないと!


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