普通になりたくて。
守るため
私は屋上から飛び降りた。
「美優⁉︎」
遠くで悠人の声がする。
きっと、驚いてるんだろうな…
人が飛んでるんだもん。
当たり前か…
それより…蒼龍に協力してもらおう。
「蒼龍!」
『美優か。少し大変な事になってるな。』
「そうなの!」
『これから津波が起こるぞ。沢山の人が死ぬだろうな。』
「やっぱり…協力してくれる?」
『もちろん。美優は大切な親友だからな。』
「ありがとう!じゃあ、早速学校のみんなを助けないと。」
『美優。能力、人に見せることになるぞ?』
「うん。分かってる。でも、助けないと!蒼龍!早く!」
…「みんな!」
「ええ⁉︎美優??な…んで、空…」
ザワザワ…
そりゃ、驚くわな。
「みんな!聞いて欲しいの!これから津波が来る。」
「「え??」」
「蒼龍!」
「「ええ⁉︎」」
「龍⁉︎ドラゴン⁉︎」
「みんな!この、蒼龍に乗って避難して!早く!」