心の地図
私が、
お母さんのウエディングドレスに
手をかけようとしたその時だった。
「あッ!!!!この人…」
竹が
ものすごい大きな声で、
言った。
「何…どうしたの…?」
「これこれ!この人ッ!」
竹が写真に写っている、
誰かを指差して
私に見せた。
そこの移っていたのは…
竹が指差していたのは…
___お母さん?
「その人…
わたしのお母さんだけど…」
「この人だよッ!
俺が施設に行く前に、
面倒見てもらってた人!」
「………え?……」
「この人だって!」