心の地図
『お母さんは、
公園でお友達できたのぉ?』
『ええ、できたわよ。
玲於奈と同じくらいの子でね、
男の子なのよぉ』
『ふぅ~ん…その子良い子ぉ?』
『ええ。良い子よぉ。
ご褒美に、あなたと同じ
星のネックレスをあげたわ』
『これと同じのぉ?』
『そうよぉ~。
玲於奈が大きくなったら、
その子と仲良くするのよぉ?』
『ぅ~~…ん?
わかったぁ!お名前はぁ??』
『名前は、竹ちゃん。ふふふ』
これって…
わたしが4歳の時…。
お母さんと公園で話してたこと…。
「タ…ケ…ちゃん…」
「ん?何で、ちゃん付けしてんだよぉ~。
いきなり言うなってぇ、玲於奈さんよぉ」