心の地図
何でだろう…
竹ちゃんには、何かが感じる。
お母さんの温もりが…。
懐かしい感じがする。
会った時と、同じ。
「うん…」
「この人…
つまりお前の母さんは、
俺の事を“竹ちゃん”
って呼んでた」
「星…星…」
「星?」
「星の…」
私の体はすごく震えていて、
言葉すらはっきりと言えなかった。
「ん?…」
「これッ…」
私はそう言って、
首にぶら下げていた
星のネックレスを見せた。
「おまッ…それって…」
竹は驚いて、
眼を見開いている。