ピュアなお前に甘めのKiss*


クラスのムードメーカー的存在の石川くんがからかえば

周りはくすくす笑う。

本当ごめん宮野くん……っ。

それからしばらくして、こっぱずかしい授業は終わった。


慌てて席を立ち上がり宮野くんの所へ行く。


「さっきはごめんね

私が宮野くんのこと考えていたばっかりに……」

そうやって謝れば宮野くんは顔を赤くして言った。


「ほ、本当に考えてたのかよ……っ。」


ああっ!
私、言わなくてもいいことを

自分から恥ずかしい事暴露しちゃったよ……。


顔を赤くしながらコクコク頷くと


「お2人さん、初々しいね〜」

なんて石川くんが言ってきた。

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