ピュアなお前に甘めのKiss*


良かった……。


みんなちゃんと言えば聞いてくれるんだ。


その中の一人の川内くんは


「俺上の段やるから、佐藤さん下の棚やって」

とまで言ってくれて

これからは出来る限り話すようにしよう!


掃除の中では図書室が一番大変と言われていて

それでも男子がちゃんとやってくれれば

早く片付いてくる。


下の本棚も、もうオッケーかな。


そう思って上を見上げると、


「危ないっ!」


突然、川内くんの大きな声が響きドサりと倒れ込んだ。


その瞬間、ふにっと唇に柔らかい感触が当たって


「あ、ごめん……」




< 148 / 319 >

この作品をシェア

pagetop