ピュアなお前に甘めのKiss*


ドキドキしながらもお弁当箱を開けて


「いただきます!」

食べ始めると、宮野くんも食べはじめた。


「初めてだね、ご飯一緒に食べるの」


「な」


「緊張する……」


「俺も」


彼の口数が少ないのは緊張しているからなんだって

もう分かってる。


「あ、佐藤!あれ見て見ろよ!」


すると当然、宮野くんが私の後を指差して言ってきた。


ん?後ろ?

言われた所を見て見れば


特に変わった様子はない風景。


「宮野くん、何か変わった所……っああ!!

私のから揚げ!!」


< 29 / 319 >

この作品をシェア

pagetop