ピュアなお前に甘めのKiss*


「なんで?」

私が首をかしげると宮野くんは

手で顔を隠して言った。


「お前の格好、

いつもと違うから……」


服装の事を指摘され、恥ずかしくなる私。


「あ、あのねこれは店員さんがいいってススメてくれて

普段は着ないんだけど……」


「可愛い」


わたわたと慌てながら説明していると

宮野くんのは私の言葉を遮って言った。


「今、これが俺の彼女ですって周りに自慢してぇ」

「へっ?」


服、褒めてもらえて良かったなんて思ったら

こんな恥ずかしい事……。

しょっぱなから顔が赤くなっちゃうよ。

< 67 / 319 >

この作品をシェア

pagetop