2人のユウト




 でも私は嫌じゃない。


 むしろ可愛い服を着れて嬉しい。


 非公開のデザインも持っている。


 お母さんが気に入らなくて、私にくれたもの。





 さすがに外には着て行けない。


 恥ずかしいから。



 同級生に見られたりでもしたら、私の平和な学生生活が終わってしまう。



 それは困るので、お休みの時に小説を書きながら、ゴスロリを来て、1人で楽しんでいる。




「そうかな?私、家ではこういう服だよ」



 さすがにゴスロリやロリータを着ているとは言えない。



「今度幸菜の家、行っても良い?
幸菜の私服姿、もっと見たいからさ」



 え!?



「そ、それは無理です!」


「え?どうして?」



「恥ずかしいからです!」



「別に良くない?
俺は別にそんなの気にしないけど」






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