2人のユウト
話しているうちに、遊園地に着いた。
「・・・ところで、日下さん」
「ん?」
いきなり水門くんが静かに切り出した。
大切な話をしそうな雰囲気だ。
「僕、実は・・・・
絶叫系、苦手なんです・・・」
「・・・え!?」
なんと!
「だから、絶叫系に乗りたければ、日下さんお一人でどうぞ・・・」
「大丈夫だよ水門くん!
私も絶叫系苦手なの!!」
「え!?そうなんですか!?」
驚いたあと、水門くんは恥ずかしそうに笑った。
私、水門くんの笑顔が好きなんだ・・・。
癒されるって、いうか・・・。