2人のユウト




 話しているうちに、遊園地に着いた。



「・・・ところで、日下さん」



「ん?」



 いきなり水門くんが静かに切り出した。


 大切な話をしそうな雰囲気だ。



「僕、実は・・・・





絶叫系、苦手なんです・・・」





「・・・え!?」




 なんと!



「だから、絶叫系に乗りたければ、日下さんお一人でどうぞ・・・」



「大丈夫だよ水門くん!
私も絶叫系苦手なの!!」



「え!?そうなんですか!?」



 驚いたあと、水門くんは恥ずかしそうに笑った。


 私、水門くんの笑顔が好きなんだ・・・。




 癒されるって、いうか・・・。





< 133 / 368 >

この作品をシェア

pagetop