2人のユウト




 水門くんの笑顔を見ると、少しドキドキする。


 そして、体温が上がる気がする。




 どうしたんだろ・・・私。



「・・・日下さん?」



 おかしいなぁ・・・。




「日下さん?」



 私が私じゃないみたい。



「日下さん!」



「ぅひゃいっ!」



 思わず変な声、出しちゃったじゃない・・・。


 カァーッという効果音が入りそうなぐらい、顔が熱い。



「大丈夫ですか?」



 目の前に水門くんの顔がある。



 綺麗な黒髪から、ほわん・・・と良い香りが・・・。






 って、私変態じゃない!





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