2人のユウト





「峯長くんって、ユキ知っている?」




 ドキッ。



「ユキ?」



「そう!今めっちゃ人気のケータイ小説家だよ」



「凄く面白いんだよ」




「んー。俺本とか読まないからな。知らないや」




 私は急ぎ足で教室を出る。








 人通りが少ない中庭に着く。







 っていうか!



 ユキの話してたー!



 心臓、めっちゃドキドキしているよ。







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