2人のユウト





 うわー!



 運悪いっ!!



 チャイム鳴るとか。




「教室行こうか。
案内は次の休み時間お願い出来る?」




「はっ・・・はい」




「敬語なんて使わないで。
俺ら同い年なんだからさ」




「うっ・・・うん」




 優しいな・・・本当に。






 私は勇都くんのあとを追った。












 彼の正体を知らずに。








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