2人のユウト
俺は毎日のように繁華街へ通い、マキやアヤと行動した。
「リュウはアタシの彼氏でしょー?」
「マキずるーい。リュウはアタシのだよー」
「ねぇーリュウ。リュウはアタシとアヤ、どっちが好き―?」
「ん?俺は特定の彼女を作るつもりはねぇからなー。
でも、マキとアヤは好きだよ?」
「「やだぁー!嬉しいぃ―!!」」
俺は学校へ通わず、家へも帰らず、毎日繁華街へ通い、他愛もない話をした。
まぁ俺はテキトーに流していたけどな。
繁華街でテキトーに捕まえた女をホテルに連れ込んだこともある。
そんなある日、俺の担任が、俺が学校に来ないことを不審に思い、家へ電話をかけた。
そんなことを知らない俺はいつも通り、繁華街で遊んだ。
すると父さんが知らねぇ女と一緒に走ってきて、女がいる前で、俺を殴った。
無理矢理家へ連れてかれた。
「何しているんだお前は!
我が峯長家を恥さらしにするつもりか!
このクズが!!」
「そぉよ勇都くん。
お父さんの言う通りにしなさい?」