2人のユウト




 私は冷凍庫にあったチャーハンを電子レンジで解凍して、それを食べて、すぐに部屋へと向かった。


 そして、パソコンの電源をいれ、すぐに小説をうち始めた。



 地味な主人公と出会う、2人の男の子。


 優しい彼と、少し俺様な彼。


 主人公は、部屋で自問自答する。


 自分は、どっちを恋人に選べば良いのだろう。


 自分は、どちらが好きなのだろう。


 やはり、俺様な彼からの告白に答えるべきなのか。


 それとも、優しすぎる彼が好きなのか。



 周りの人は、主人公は間違いなく優しい彼に恋していると言う。


 でも、主人公は迷う。


 自分はどちらが好きなのだろう。


 それとも、彼ら以外の人間が今後現れ、自分はその彼と付き合い、結婚するのか。



 数十ページに及ぶ主人公の自問自答。







 これだけうっても、私自身の答えは、見つからない。


 私、誰が好きなんだろう。


 美夏も勇都くんも、水門くんが好きだろうと言うけれど。




 水門くんは私のこと、どう思っているのかな?


 私も、わからないよ・・・。





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