2人のユウト
消える時間
☆幸菜side☆
「ああああああ!!」
わからないよぉ!
ネタが思いつかない!
「幸菜―?うるさいわよー」
「あっ・・・ごめんなさい」
今日は珍しくお母さんとお父さんがそろっている。
それなのに叫んで。
恥ずかしいこと言っちゃったな。
ピーンポーン
下から、インターフォンの音がした。
多分、お母さん出るだろうから、私は良いや。
「幸菜―。ごめん、出てくれなーい?」
あ、そうですか。
「はーい」
私はパソコンを起動したまま、下へ向かう。