君との距離、2歩分。




「メグ、その子誰?」



本多先輩の彼氏もオレたちに近付く。



彼氏の両サイドから見えてるのって……足!?



―…まさか……死体…?




そんな考えが頭をぐるぐると回るオレを彼氏に紹介する本多先輩。



「この子はねぇ…小夏の幼なじみの七世くん。ほら、あの例の……」



そう言って本多先輩がニヤついたのを見て納得したって表情の彼氏。



そして



「七世くん、よろしくね♪」



と後ろを向いた。



―…この人…何で後ろ向いてんの!?



てかこの人の声、超聞き覚えあるんですけど!!



頭が混乱するオレの目に飛び込んできたのは―…




「…………えぇ?」








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