君との距離、2歩分。




立ち止まって、恋の神様にお願いする私。




―…お願いします。



私にはもう神頼みしかないんです。



―…どうか、七世との恋を叶えて下さい!!!!




「…小夏、どした?今日なんかおかしくねぇ?」




お祈り中の私にいきなり声を掛けてきた七世。




「べっ…別にどこも変じゃないよ?」



片手を顔の前でぶんぶんと振る。



七世は



「…そ?ならいいけどさ。」



って私の前を歩き出した。


急いで七世について行く私。




そんな私の足元に、ゴトンという音がして何かが落ちてきた。



暗闇の中、足元を携帯のライトを当てて照らす。




するとそこには―――…




「……っ…バラバラ死体ー!?」








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