君との距離、2歩分。



小さな紙飛行機を解体。







すると、内側に文字が書いてあった。








『上見て!』







と書いてある。








―…何で上…?







疑問に思ったけど、上を向いた。








…ここ、高校生の校舎じゃん。








約1名、窓から顔を出している女を見つけた。








こんなことする女なんて、オレの知ってる女の中じゃアイツしかいない。









目をこらさなくても分かる。







小さな頃からの見慣れた顔。








「…小夏…」










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