君との距離、2歩分。




でもこんな時でも、やっぱり小夏の顔が消えなくて。


無理矢理、頭から消すしかないみたい。



オレは今、目の前にいる千波留ちゃんだけ見ることにしよう。


そうすれば少しは楽になれそうな気がする。




「―…いいよ。付き合おっか。」





オレの言葉に、真っ赤になりながらも喜ぶ千波留ちゃん。



オレはこの目の前の




この子を好きになろう。







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