君との距離、2歩分。
小夏は、窓から顔を出したまま笑う。
「びっくりした?」
「うん。こんなくだらないことする高校2年生がいたんだってことにびっくり。」
オレはいつものように小夏をからかう。
「…うるさい!年下のくせに生意気だから!!」
「小夏が年上?そうだったっけ?」
「ムカつくー!!」
「はいはい。勉強しろよ、中原先輩。」
小夏は、拗ねた顔をしながら顔をひっこめて授業に戻っていった。
―…高校生ってもっと大人ってイメージあったのに
小夏見てて、超イメージくずれたんだよなぁ。