君との距離、2歩分。



―…抱きしめて…キス?



…ふざけてんの?


そう思い、覗き込んだ千波留ちゃんの顔は冗談を言ってるとは思えない。




「………わかった。」



大丈夫。


ちょっとの我慢。


最低でも3秒で済ませればいいだけのこと。



オレは千波留ちゃんの細い体に自分の腕を回した。


少しだけ隙間を残して、くっついたオレたちの体。



…………こんなの小夏にもしたことないっつーの…





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