君との距離、2歩分。



モヤモヤと考えながら、家までの道のりをゆっくりと歩いていた。



そんな私の目の前に転がってきたサッカーボール。




「あーすいません…」




頭上からした声にサッカーボールを拾って、顔を上げると……




「「…あ」」


重なった声。



そこには少し汗をかいた陽大くんの驚いた表情。



多分、目の前の公園で友達とサッカーでもしてたんだろう。





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